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ボーダーコリーとの日々の暮らし ときどきシープドッグトレーニング


by lonmichubonnie

羊追いって

たま〜に、考える。

『シープドッグの訓練』
について。

わたしは犬のためにやっているけど
羊にとっては迷惑な話。

犬に追われて何が何だかわからず走らされた揚げ句、
疲れて動かないでいると足とか首とか所構わず噛まれる。

だけど、彼らも、可愛い愛すべき生き物なのだ〜!

なぜか幼少の頃からシープドッグに惹かれてて
そして紆余曲折があったけど
結局犬を扱う世界(といっても訓練士なわけでもないけど(^^;)
に入ったのもまたシープドッグのためだった。
そう、何を隠そう、わたし牧羊犬と羊の関係について研究したくて
大学院に行ったのだった!(忘れてた!)
院では結局、犬でも違った研究してたけど。

学生時代にわずか2週間でも白糠のM氏の元で羊の世話をしながら
羊を観察し、羊について勉強できたことはとっても有意義だった。
なので、今牧場に行っていて囲いから羊が出ても、
他の人よりは自然に彼らを扱うことができるような気がする。

・・・とちょっと話がわき道に逸れました・・・

羊って、可愛い☆

だけど犬のために羊を追わせていると
たまに羊が憎くなる。
そこで向かってくるな〜!

犬は犬で、遊びではなく
主人のためにやろうとしていることである。
犬も真剣、羊も真剣。
お互いケガすることもある。
だけどそれを最小限にとどめる努力を
わたしたちは忘れてはいけないのだ!!!

今、シープドッグの講習を受けている人は
何かしらドッグスポーツを経験している人がほとんど。
でも他のドッグスポーツって相手はモノ。
犬さえコントロールできればあとは自分次第。

だけどシープドッグは、相手が生き物。
予期せぬ動きもするし、見なければいけないところがたくさんある。
どうしても犬の動きに気を取られがちで、羊がどうなっているのか
見えていない場合が結構多い。(わたしもその一人)
そして力で押してどうにかしようとする。(みちゅをそう動かしがち(^^;)
ホントはそうじゃなくって
よく観察し、羊との微妙な間合いを大事にしながら
ハンドラーも犬も冷静かつ正確に動く・動かすことが
羊追いをするのに必要なんだって思う。
そうそう、ある程度先を読むってこともすごく必要。

犬の気持ちだけじゃなくって
たまには
羊の気持ちを読む
ってことも大切かもしれない。

わたしもメェーメェー語を話せたら楽なのになぁ〜。
ベイブを見習いたい。
そしたら彼らにとってのより良い
”追われ方”
がわかるかもしれない。
あっ、追われるんじゃなくって
「お願いされたら動いてあげるわよ」
って感じかも(^O^;

犬にも羊にも優しい
シープドッグの訓練
ができるようになれたらいいな。

何しろ、羊がいないと成り立たない、
羊のためにいる犬たちなのだから。
by lonmichubonnie | 2005-11-01 16:04 | sheepdog