ボーダーコリーとの日々の暮らし ときどきシープドッグトレーニング


by lonmichubonnie

読んで欲しい記事

間違って買ってしまった(サムの載ってるのは次号だった!)愛犬の友に
わたしの母校(大学院の)であるA大学のK先生が
遺伝性疾患について書かれていました。
K先生は、JAHDの理事もしてらっしゃる方。
ロンもみちゅも、股関節の検査で何回か診ていただいたけど
飄々としたとっても良い先生。



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純血種は犬特性からくる素晴らしい能力や気質ならびに容姿をもった存在なのは確かですが、その反面ですべての生物の本質として必ず起こる遺伝性疾患をもった犬も生まれるのが現状です。純血種はスタンダードに沿って繁殖するものであり、それによって遺伝性疾患が出てしまうのは仕方のないことかもしれません。だからこそ、遺伝性疾患が出る可能性があるという認識の上で、遺伝性疾患を抑えながら、より良い犬を作っていこうという考え方が大切だと考えられています。
基本的には純血種の繁殖は、その犬種を本当に愛しているプロのブリーダーの仕事です。「この子の子供が欲しいから」繁殖するといった、単純な気持ちでの繁殖は避けなければなりません。自分の愛犬だけを愛するだけでなく、その犬種を愛し、理解していなければなりません。
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先生もわたしの考えと一緒なんですね!安心しました♪

単純な気持ちでの繁殖・・・
♀を飼っているから一度は産ませないとかわいそう、とか
うちの子がかわいいから、子供が見たい、とか
近所の犬飼いさんの話でよく耳にします。
その度に
安易な繁殖はやめたほうがいいですよ〜
するならどちらもきちんと検査してからにしたらどうでしょう
と、話したりするのですが(口うるさいヤツです(^^;)
一体どこまで理解してもらえてるのかは疑問です。




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検査の結果、遺伝性疾患を持っていたとしても犬として無価値あるいは不合格という烙印を押すものではありません。だとすれば、その結果は隠すべきことではないのです。
また、遺伝学用語の「淘汰」という意味は、伴侶動物の場合には「動物を殺すこと」ではありません。ここで使う「淘汰」とは。「将来に渡り素晴らしい犬を愛し、共に生活するために、遺伝性疾患を持っている犬は繁殖に用いない」という意味なのです。犬は機械やモノではないのですから、生物としての犬に完全無欠はあり得ません。たとえ遺伝性疾患を持った犬でも、ただ繁殖のラインから外すというだけで、本来その犬の持っている他の素晴らしい面があることを理解し、偏見を持たないことが大切だと思います。
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先生!良いことおっしゃってます!!
わたしはロンもみちゅも無価値だとは思ったことがありません。
ただ繁殖できないだけであって
彼らの価値は最高だと思っています。

JAHDに結果を公表するのも、別に構わないと思っていました。
みちゅの場合はブリーダーさんに公表の可否を伺った上で
公表して欲しいという返答だったので、しました。

おそらく股関節が悪いなんて、他所の人からは全くわからないくらいだし、
(きっとK師も気づいてないはず)
そういう疾患を持ちながらも元気で暮らしてますよ〜というアピールというか
1つの例として存在するのもいいかなぁ、なんて。

だって見た目も、中身も、他の犬と変わりませんから!
普通に生活してるし、最高に可愛いです。


CLのような致死性のものとは違って
よっぽど重症でない限り、HDは上手くつきあっていけば普通の生活が送れます。
サプリメントや定期的な検査など、飼い主の負担は増えますが、
それでも、若くして亡くなってしまったり、
ひどく苦しんだりすることがなければ
この疾患を受け止められる気がします。

だからといって!
HDとわかっている個体を使って繁殖するのは納得できませんケド。



ビジネスだけを優先したり、何も考えない繁殖だけは、無くなって欲しいと願うばかりです。



記事には以下のようなまとめがありました

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犬の遺伝性疾患を減少させるためには?  一人ひとりができること

☆飼い主への提言
・犬種ブームに囚われない
・犬を迎える前にその犬種を充分に調査・検討する
・犬を迎える前に繁殖者と話をする(飼育法、飼育環境、繁殖犬の検査状況)
・遺伝性疾患を検査、登録、公表する
・安易な繁殖は避ける

☆繁殖家への提言
・乱繁殖しない
・犬種の繁殖目的を明確にする
・獣医師と協調する
・犬種特異性の疾患を知る
・繁殖犬の検査、登録は確実に行い情報公開する(良心的繁殖家の証)
・繁殖した仔犬の検査結果を収集し、計画的な繁殖を行う

☆獣医師への提言
・飼い主への充分な啓蒙
・繁殖家、トレーナーとの協調
・公正な診断、判断、助言を行う
・遺伝性疾患の充分な検査、治療、研究を行う

☆犬種登録団体への提言
・血統書に遺伝性疾患の情報も記載
・チャンピオン犬、繁殖犬に検査を推奨する
・個体識別制度の推奨

☆生体販売業者への提言
・繁殖家と飼い主の連絡を取れるシステムが必要(トレーサビリティ)
・飼い主のライフスタイルに合った犬種を販売する
・販売年齢を再考する
・血統書の真偽を充分に審査する
・飼い主に充分な説明を行った後に販売(遺伝性疾患および安易な繁殖を避けるように指示)

☆トレーナーへの提言
・トレーニング前の検査を勧める(スポーツドッグは必須)
・獣医師との連携が必要

☆法制面の整備
・動物愛護管理法の充実
・個体識別制度の充実

☆ペット保険会社への提言
・CHDなどの検査をすることで、保険料を軽減するプランの作成
・検査指定ない犬は保険加入不可とする
・疾病状況を公開
・個体識別制度の充実

☆マスコミへの提言
・犬種ブームを煽らない
・視聴率優先の放映はしない



どれもとても大切なことだと思います。

犬を飼う前、繁殖させる前に、一度は先生の記事を読んで欲しいです。
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by lonmichubonnie | 2006-04-24 10:18