ボーダーコリーとの日々の暮らし ときどきシープドッグトレーニング


by lonmichubonnie

考えてみた

Nちゃんのブログに触発され・・・
叱らない躾けについて、考えてみました。

基本的に、物事を教える場面では叱ることはありえません。
教えている時に叱ることは逆効果です。
そういうときは違うことをしたら無視するか
正しい行動に導いてやることだと思います。
そういう意味においてはイアンダンバー博士が教えてくださった方法は
理に適っているし、推奨されるべきことだと思います。

だけど、”してはいけないこと”を認識させるには
No!を言うことを必要な場面も出てくるはずなんです。
もしくは”できるのにしないこと”に関して
今その行動は間違っているよと窘めるコマンドが必要なのではと・・・
もちろん、してはいけないことをしなくなれば
叱る必要性も減るわけです。

以前にも書きましたが
ダンバー博士のワークショップに参加した時、
みちゅに飛びかかってきた犬がいました。
突然の出来事に驚いて、もちろんみちゅは応戦。
それをわたしはNo!で止めました。
相手の犬の飼い主は、自分の犬を見ていなかったのか
何もしません。
そういう場合、ダンバー博士のやり方だと、
すぐに横につけるコマンドを出して、ちゃんとやったらおやつをやる
ということですが、
瞬間的な出来事の時に、そのやり方で素早く対応できるのか?
飼い主はすぐにコマンドを出せるのか?
疑問が残りました。
No!ならとっさに出てくるような気がしたのです。

もちろん、ヒートアップしたケンカを止める時に
No!はあまり役に立たないこともありますが、
ケンカしそうな瞬間をとめることはできます。


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No!を言うのがイヤなら
別の言葉に置き換えてもいいような・・・。
他の行動に転嫁させたり、おやつで釣ることは目先の物事の
すり替えでしかないような気がします。
そういうやり方ではこっちの言わんとするところが
理解できないままでしょう・・・。
犬ってそんなに馬鹿じゃないと、思うんだけど。


犬自身の行動を否定しないようにうまくやっていくというのが
褒める躾け、叱らない躾け、なのでしょうけど、
人間だって、してはいけないことをした時に子供を叱ることもある
そうやってしてはいけないことを覚えていくのだから


・・・No!を言うタイミングを外してはいけないと思います。
叱る=厳しくする ではなくて
してはいけないことをしそうな瞬間に
もしくはその行動が続きそうな時に
止めることに、まずは意味があるのではと思います。

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わたしは大学で柴犬5頭にオペラント条件づけの実験をしていました。
実験中の様子も個々に違っていて、
間違っても焦ることなく淡々と真面目に続ける子
やれば出来るのに、面倒になるのか途中で反応しなくなる子
報酬を貰うために必死な子
etc・・・
やらなくなる個体がいるとは思いませんでした。
犬の実験をする以前に
ラットで実験をしていたことがあったのでわかるのですが、
ラットの場合は、どの個体でも何があってもほとんど最後まで遂行することができます。
だけど犬の場合は、個体によってはその時々で行動が変わるんです。


それと同じで、躾けの場面でも
褒める=報酬を貰う
ことだけでは、上手くいかない個体もいるのではないかと。

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ウチに来て間もないボニが初めて覚えた言葉は
No!
ちょっと離れたところで、食べてはいけないものを口にしようとした瞬間に
No!と言いながら手元にあったものを目の前に投げました。
キャンキャン言いました・・・別に当たってないのに。
それ以来、No!で大抵のことをやめさせることができるようになりました。

あ、まだシープにおいてはNo!の効きは甘いですけど(^^;


みちゅはシープで羊に突っ込もうとした時に
No!で止めることができるようになりました。
というよりも、止めなければいけない場面自体が減ってきました。
何をしたらよいのかしてはいけないのか
自身で考えて、選び取っているようです。

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躾けや訓練に関して
数ある方法から取捨選択するのは飼い主さんだし
これが絶対に良い!とか
あれはダメ!というのはないと思います。
自分で飼っている犬に合った方法を考えるのも
飼い主さんの役目じゃないかな〜〜と思うわけです。
だって、自分の犬を一番わかっているのは、飼い主さんですから。

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わたしは
いけないことをしたらNo!
良いことをしたらGood job!
と声をかけることで
犬を育てていきたいと思います。
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by lonmichubonnie | 2006-04-19 22:50