ボーダーコリーとの日々の暮らし ときどきシープドッグトレーニング


by lonmichubonnie

羊追いについて、思うこと。

羊追いを始めて、3年半が経ちました。
正確に言うと、ロンに初めて羊を追わせて8年近く・・・。

濃い内容の3年半の間には、もちろんいろんな壁にブチ当たりました。

みちゅは意欲満々すぎて、
意欲ばかりが先に立って、ハンドラーであるわたしの存在を
意識しない期間がとても長かったです。
意識しない、って言い方はちょっと違ってるかな?
意識していても、羊への意欲の方が強かったということでしょうか。

普通に羊の後ろをついて歩くようになるのに
1年近くかかったことを覚えています。


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一昨年の秋、
ボニの親元、Janetが開催したセミナーで
開眼したというか、気づかせてもらったことがありました。

みちゅがわたしのために動こうとしているということ
だから信じていいということ

それまでは
コマンドは聞くのが当たり前、
好き勝手やらせたらだめだ!って思ってたんですが
そうか、彼女はわたしのためにやろうとしてるんだって気づいて、
とても楽になりました。

みちゅを信じて、任せる部分もあっていいんだ

ぎゅうぎゅうにコマンドに押し込めることは無い

ただし、これは基本的な服従の姿勢があってこそできることで
こちらの声に耳を傾けることができずに意欲だけで押し切ることは
かえって危険で、悪い癖をつけるような気がします。
なので、羊追いを始めたばかりの頃のみちゅには、あてはまりません。
第三者から見てそう思って貰えたのは
それまで2年近く頑張った甲斐があったからなのかなぁと。



ボニはなんとなく気負いが無く
伸び伸びと育ててこられたと思ってます。
まだまだ意欲の方が強いですが、
わたしの動きを読み、声を聞ける余裕はあるようです。
意欲の中に、冷静にものを考える部分があるのかな。


講習の度に
何度も同じようなことを書いてきたけれど
みちゅとボニは対照的というくらいに
性質が違います。

みちゅには厳しく
求めたことをやるようになるまで
何度も何度も強制的に教え込みました。
冷静さが欠けていた部分を補うのに
必要だったのだと思います。
ただ、その冷静さというものが
本来持っていたのに育て方によって失われたものなのか
元々持っていなかったのかはわたしにもわかりません。
冷静さを引き出すというよりも情熱を抑えることで
コントロールできるようになってきた、という感じでしょうか・・・。

ボニは元々、仔犬らしからぬ冷静さと観察力に優れていました。
それがシープで活かせたために
強制的に物事を教えるというよりも
ボニが考えて動く自然な流れの中で
大切なことを身につけさせることができてきました。
That'll do!で羊から離れわたしについてくるという動作も
リードを付けて羊から離れさせる時に、言葉を被せているうちに
自然に覚えてくれました。
苦労しなかったとは言いませんが
みちゅに比べたらずっと育てやすい犬だというのは間違いないと思います。



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Janetのセミナーを受けた後、そこで使ったアイテム(熊手)を
講習や復習に持っていったものの
みちゅには合ってない、できたことができなくなる
ということで結局使って練習することはありませんでした。
逆に、ボニにはJanetが教えてくれた方法というのが
とても合っているだろうと言うお言葉をK師から頂いて、
なるほど、個々の性質で教え方、アプローチの仕方が異なるのは
当たり前なんだなぁと思いました。
それは違う性質の犬を飼ったおかげで
わかったことです。
最初に熊手を否定されたときには
正直言って「なんで!?」って思いましたから。


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一言でボーダーコリー、ワーキングシープドッグと言っても
いろんな性質の犬がいます。
意欲満々な犬
冷静で考える犬
羊といることを楽しむ犬
などなどなど。

だいたい、意欲満々で強い犬は冷静さに欠けるし
冷静に観察する犬は強さが足りない場合が多いようです。

どっちを優先するか?

意欲を抑え、冷静さを引き出す
どんな場合でもハンドラーの言葉に耳を傾けることができれば
もしもの時でもコントロールすることができるような気がします。

冷静な中に、強さが欲しい
良い動きをしたときにはそれを励ましてやること
良い動きが出るように、ハンドラーが工夫して練習すること
(そして常に成功させること)
なのかな・・・???
↑強い犬にも当てはまることだけれど
みちゅにしろボニにしろ
どちらかというと強いので、はっきりわかりません。


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どんな犬でも叱られることは嫌なもので
褒められたいと思うものだと思います。
働いた後の犬の満足げな顔は、ハンドラーを幸せにします。

わたしが見ていてほほ笑ましいと思うのは
Nちゃんとバーチョの追い終えた後の姿。
Nちゃんに飛びつくバーチョは本当に嬉しそうで満足そうです。
羊を追っている間は、間違ったことをするとNo!と言われたりしているのに(^^;
Nちゃんは大袈裟に褒めたりしているわけではないですが
きっとバーチョとは心で通じてるのだと思います。
(なんて勝手な憶測してごめんね、Nちゃん)

自分の犬のそういう姿が見たいから、
悩み、苦労しても
わたしはトレーニングをやめられないのかもしれません。
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by lonmichubonnie | 2006-04-11 08:52 | sheepdog