ボーダーコリーとの日々の暮らし ときどきシープドッグトレーニング


by lonmichubonnie

Work Shop

Dr.Ian Dunbarのワークショップに参加してきた。
かの有名な先生が、どんなことを教えてくださるのかとわくわくしながら・・・♪

『このワークショップは、落ち着きのある、友好的で、自信を身につけたイヌを対象としています。ひどく吠えたり、怖がったり、他のイヌや人と仲良くできなかったり、攻撃的なイヌはご遠慮願います。(中略)
イヌのトレーニングレベルについては、仔犬から優秀なオビーディエンス競技犬まで、どんなレベルでも大歓迎です。』

ということだったので、
博士の話をゆっくり聞くために、みちゅがお供だった。

参加枠は60頭までになってたけど、実際にいたのは30頭くらい。


学習理論は、とりあえずわたしの専門分野だったので
博士のお話は、納得する部分が多かったし、
話を聞いて、トレーニングへの応用が良く分かった気がした。


ワークショップの最初に博士が1頭ずつに挨拶してた。
みちゅのところに来たときに、腰が引き気味だったのを
「この犬は繊細だからもっといろんな人が触る必要がある」ようなことを言っていて、
休み時間などにかわいそうがってくれた人が触ってくれた。
基本的に人に触られるの大好きなみちゅ、
慣れない場所で突然近づいてきた『威圧感のある男の人』にすっと近づけなかっただけ。
なのに、なんでかわいそうがるのか???
横のコーギーだって飼い主の足の下に後ずさりしてたじゃん?

フリーにさせたりしながらトレーニングしているときに、
あるイヌがみちゅに“わっ”と飛びかかってきて、
それに反応してみちゅがカツカツと威嚇したので「No!」でやめさせた。
その威嚇の部分だけ、博士は見たようで、後でみちゅを指さして
「この犬はさっき空噛みをしたから、やってはいけないことをきちんと伝えなければいけない」
と言われた。
「??」
英語がわからなかったというよりも、
なんでそんなことを言われるのかと、頭が真っ白。
見知らぬイヌに、突然飛びかかられたら
身を守るために反撃するんじゃないの???
それともやられっぱなしになれっていうの???
ちゃんとNo!と言ってやめさせたじゃん。
(それともNo!で止めることは博士の理論にあわないからダメなの?)
すぐにおやつでつって、こっちを向かせろってことなのかな??

そういえばそのイヌが
『小さいイヌなどを見ると遊びたくて突進していって前脚に飛びついたりする』
という飼い主からの悩み?に対して博士がその対処法を話していたのを思い出した。
わたしが見たところ、そのイヌ、遊びではなく、少し威嚇気味なのでは?
と思ったのだけど。
それに、その飼い主、自分のイヌをちゃんと見てないものだから、
イヌがフラフラしてることが多いし、すぐに対処できないのだ。

なんだか納得できない気持ちのままその日は終わった。


2日目はK-9ゲームワークショップということで
昨日とはちがってみちゅもバートも動く機会が多くなるだろうと
楽しみにしていった。

「一日中ノンストップでゲームを楽しみます。ゲームはイヌ、飼い主、見学講習者にとって抜群に楽しくやる気が出るものです。(中略)
いろいろなゲームを体験して、注意力、姿勢の変化、マテ、ついて来る、リードをつけて歩く、ツケ、正確さといった基本的なオビーディエンススキルを数値評価して修正していきます。また参加者の皆さんには、K9ゲーム・コンペティションで使用するゲームもいくつか体験していただきます」
という触れ込み。

一日中?
ノンストップ??
ゲームを楽しむ???

実際にイヌを動かす時間なんて、ほんの少ししかないじゃん??
ゲームなんて博士のお眼鏡に適って選ばれた人
もしくは挙手してやりたい人しかできないじゃん?

博士がデモをやらせるのはお気に入りのいつも同じイヌばかりで
できないイヌに教えるのではなくって、できるイヌが競う感じ。

みちゅやバートはなんとなく、博士の好みでなかったのか、
はたまた、デキの悪いイヌはデモはできないだろうと思われたのか
(だって仕方ないじゃん、オビ用のキレイな型のトレーニングしてないんだから)
ほとんど相手にされず(^^;
ゲームに参加する人を募っていたとき、手を挙げていたNちゃんの方見ていないから
全然気づかず、無視〜〜〜!で、Nちゃんに気づく前にそのゲームを終わらせてた。

ゲームはできるイヌもできないイヌも全てがやるんじゃないんだ!
選ばれし者が楽しむだけなんだ!

だって、見てるだけで、楽しいはずないじゃん。
できなくってもやってみること、そしてできないことについて指導してもらうのが、このワークショップの目的なんじゃないのかしら〜?
そして皆ができるようになることで、ああ、楽しかったね、と思うのでは???

どんなイヌも公平にできないんだったら、イヌ同伴じゃなくたっていいんじゃないのぉぉ??
高いお金払って来てるのに!

次から次へと疑問が湧き出る。
横をみると、Nちゃんいろんなことにムカムカして爆発寸前。
溜め息の回数もどんどん増える一方。
そう思うのも仕方ない。

みちゅもバートも退屈ぎみで、やることと言ったら寝ること、
そしてたまにもらえる報酬のおやつ、そして休憩時間のトイレ。

何をしに行ったのだろうか、わんこたち。
このワークショップにイヌ連れで行く意味は
参加したイヌが同じように指導してもらうことなんじゃないの????


オビディエンス用のトレーニングはほとんどしていないわたしたち。
日常生活で困らないような躾けをしようと努力してる。
なのでオビディエンスの『型』の必要性はよくわからないし、
ヒールしたときのお尻の位置がどうのこうの、なんて別にどうでもいい。
ハンドラーとイヌがどんなふうにコミュニケーションをとるべきか、
魅力的なハンドラーになるにはどうするべきか、
そんなことがふだんやっているシープとは別の面から見れると思ったのだけど
『わたしたちが求めていたもの』とは全く違っていた。
条件づけの理論でトレーニングすることは
トレーニング初期のイヌ、もしくは何か新しく教えるときには非常に役立つものであることは
とてもよく理解できるけれど、
既にコマンドの意味も分かっているイヌに対して
いつまでも「おやつ」という期待感で縛るのはどうかと思う。
そういうことで、イヌは飼い主を信頼し、尊敬できるのだろうか?
イヌから魅力的な人として見てもらえるのだろうか?
報酬はおやつでなくてもいいはず。
愛情を込めたGood!の言葉だったり
そのイヌが1番やりたいことをやらせてあげることだったり。
例えば、シープのとき、コマンドに従ったことへの報酬は「追うこと」だと思ってる。
Nちゃんもわたしも、自分のイヌを尊敬したいと思ってる。
いつまでも子供扱いみたいにするのは抵抗があった。
彼らだっていろいろ考える力はあるはずなのに、
おやつが貰える期待感で、常におやつしか頭にないし
(みちゅなんか他所の人にまでおやつをもらおうとしてたし(^^;)
彼ら自身が考える力を逆に奪ってしまう部分もあるのでは?
駆け引きができなくなるような気がする。
ハンドラーに対して期待感を持って欲しいのに。

競技用の動きができていても、他のイヌが興奮したり、
誰かが動いていたりするだけで吠えるイヌ。
その方がよっぽど良くない気がする。
飼い主の元でリラックスできてないから、周囲の環境に過敏に反応しちゃうんじゃないの?
そして博士、そういうイヌが吠え終わった後に「Good Dog」と言って撫でていた。
え?それは吠え終わったことに対して?
Good Dogなの?
吠えないでいるイヌの方がGood Dogなんじゃない?
お気に入りのイヌだから褒めるの?

まぁ、イヌの種類は多々あるし、それぞれ性質が違うから仕方ないのだろうけど、
オビディエンス競技やK9ゲームが云々の前に、もっとやることがあるのでは〜?

自分のイヌが完璧だなんて思ってないし、自分も完璧な飼い主だと思ってない。
まだまだ未熟だと感じてる。
それだからこそ今回のワークショップに参加したわけだけど
なんだか残念な気持ちでいっぱい。。。


書いていたら疑問だらけになってた・・・(^O^;;

博士に質問したかったのだけど、いいタイミングがなかったことと、
英語に自信がなかったので、遠慮した。
今思えば、質問すれば良かったぁ〜〜〜。

博士が話してくださったことにはとっても勉強になったけど、
ワークショップ自体の進め方とかが、内容の詳細に書いてあることと違ったから
疑問に思うことがたくさんあったんだと思う。
期待外れ、っていうのかなぁ(^^;

次回はせっかく連れていったイヌたちがみんな同じように楽しめて、
すべての飼い主が納得のいくような内容にしていただけるよう切に望む(-人-)
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by lonmichubonnie | 2005-11-30 16:02